特集:
2008/05/10 日記<上越教育大学>
上越教育大学
概観
大学全体
大学院学校教育研究科(修士課程)には,経験10年程度の中堅教員と,学卒院生(教育職員免許取得プログラム生も含む)が在籍しており,学部生と様々な場面で交流しながら学業を行うことになる。これは、実践を重視した教育内容とともに,学校の大きな特徴となっている。また博士課程は,兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科として,兵庫教育大学・鳴門教育大学・岡山大学とともに連合大学院を構成している。
大学院修士課程には教育職員免許取得プログラムが用意されており,全く教員免許を持たない人でも,大学院に在籍しながら学部の教育課程を履修することで,小学校教諭免許や,その他の中高教諭免許等を取得できるシステムがある。ただし入学試験出願時に申請し,小論文試験に合格する必要がある。
学校教育学部は、1年次はコースや分野別での募集はしていない。そのため,個人の志向や適性にあわせて,2年次よりコース選択をすることになる。よって、1年次はクラス単位での活動がなされることは少ない。
教育研究活動,情報の収集・発信の拠点として,教育の進展及び社会との連携に資するために、埼玉県さいたま市に大宮サテライトが設置されている。首都圏の卒業生らを対象に、教員免許更新の際などに活用される予定。
教職大学院
平成19年12月3日に,文部科学省より専門職学位(教職修士)課程 教育実践高度化専攻の設置が認められた。これにより,平成20年度より教職大学院(入学定員50)が開学した。本専攻には,教育実践リーダーコース(募集定員30人)および 学校運営リーダーコース(募集定員20人)が設置され、修士論文は課されない。ところが、募集定員50に対し、初年度から定員割れを起こしており,また,学内での認知度も今ひとつ低いようである。さらに,既存のコースに所属する教員が転出したため、コースによっては教員の専門分野に極端な偏りが生じているとの声もある。
教職大学院設置に伴い,平成20年度より,学校臨床研究コースの新設や、幼児教育・特別支援教育の両専攻の学校教育専攻への名称変更など、既存の修士課程の一部が改組された(下段参照)。
一方,教育職員免許取得プログラム(免P)は,平成20年以降も,このまま既存の修士課程で継続される。よって,兵庫教育大学の小学校教員免許取得プログラムに見られるように,教職大学院に1本化する予定はなく,従来通り現職派遣教員や免P以外の学卒院生と同様,修士論文が課される。
教育職員免許取得プログラム(免P)
大学院(修士課程)での長期履修学生制度を援用し,3年間で大学院の教育課程と学部の教育課程を合わせて履修する「教育職員免許取得プログラム」制度を導入している。本プログラムでは,小学校,中学校,高等学校又は幼稚園の教員免許を持っていない学生や社会人等で,教職に対して強い意志のある人を対象として,高度な専門知識を習得させ,かつ得意分野を持った小学校・中学校教員等の養成を目的としている。なお,2年間で教員免許状及び修了の要件(修士論文の執筆等)を充足することが見込まれると判断される場合は,免許プログラムを解消して、完全に2年制の学卒院生として修了することも可能であるが、抜け道的方法であり,特にゼロ免院生には推奨されない。授業料は,兵庫教育大学と異なり,2年分の授業料を3年間で分割納入する形をとる(2年間で修了する場合は当然,2年分の授業料を支払わねばならない)。また,教育支援課及び就職支援室に教育職員免許取得プログラム支援室を設置し,プログラム受講者の修学上の相談,教員就職,学生生活における支援を適切かつ円滑に行う体制を整えている。
本プログラムで、学部の教育課程を履修する者は,各専攻・各コースに点在しており,また,小学校教諭免許状だけではなく,中学校・高等学校・幼稚園の免許も取得できる(所属コースの免許以外も取得可能)。なお,健康への配慮や計画的履修の観点から,学年ごとに履修単位数の制限があり,大学院教育課程も含めた計画的な履修が望まれる。なお、前述の通り、修士論文は課される。
※現在免許を所持しておらず(ゼロ免),かつ,中高免許を取得希望の場合は,中途で免許プログラムを解消して2年間で修了することはできない。なぜなら,本学は初等教員養成を主とする大学であり,原則として,まずは小学校免許を取得することが望まれるためである。それ以前に、この制度は、3年間での修了が原則であることを忘れてはならない。
※なお, 特別支援学校教諭一種免許状については,その教育課程が大学院に設置されているため,本プログラムを利用せずに,大学院で取得できる。ただし,基礎資格として,小中高又は幼稚園の普通免許状が必要であるので,これを保持していない場合は,本プログラムを利用してこれらの免許を取得することができる。
※学校教育専攻 臨床心理学コースの者は,本プログラムを申請することができない。
研究
平成19年度採択 即応力を育成する教職大学院教育課程の構築
−教育委員会・学校と連携した教職大学院における実践的な教育課程の充実−
平成17年度採択 教職キャリア教育による実践的指導力の育成
平成17年度採択 マルチコラボレーションによる実践力の形成
学生宿舎
大学の敷地内には遠隔地からの学生および院生に対しての学生宿舎を付置している。宿舎には,単身用学生宿舎,世帯用学生宿舎,国際学生宿舎の3種類があり,格安で提供している。入居に際しては,所得や家族構成等を加味して選考を行われているようだが,近年は特に単身用学生宿舎において,免P院生増加のため,入居が困難な場合もある。
単身用学生宿舎では、任意で外線電話やインターネットサービスを受けることができる。2008年4月より、xDSL方式を利用したベストエフォート型100Mbpsのサービスが開始された。単身宿舎では、電話基本料金をあわせて6174円での提供、インターネットのみであれば5617円で受けられるが、割高であり、夜間帯は回線が混み合うため、契約者は多いとはいえない。提供業者は中央通信システム株式会社1社の独占である。
学生生活
学内の学生会館には,学生食堂2店と喫茶室が設置されている。第一食堂はニッコクトラストが運営を行う。ランチが480円とやや高めだが,学生証によってクレジット決済が行えるため奨学金を受給している学生は,奨学金の入金口座からそのまま決済されるため、本食堂に頼らざるを得ない。売店は,上越教育大学サービスセンターという名称で,運営は吉池が行う。また大学会館内に、第四銀行と郵便局のATMが設置されている。学生・院生の自治組織として,学生代表者会議(学部)と大学院学生協議会(大学院)があるが,とくに院生協議会では,それぞれのコースごとに代議員が選出され,意見の集約や各種リクリエーションの計画,生活改善の役割を担う。
沿革
学部組織
男276人 女412人 計688人
(2005年5月1日現在)
大学院組織
男378人 女263人 計641人
内訳 現職教員(191人) ストレート(210人) 免許プログラム(240人)
(2007年11月22日現在)
○平成20年度以降入学者の扱い
■ 平成20年度の教育実践高度化専攻(教職修士課程)の設置に伴い,学校教育専攻 学習臨床コースおよび発達臨床コースは統合され「学校臨床研究コース」に改組された。だが,この改組は形式的なものであり,内部組織の実質的な改造はない。
■ 平成20年度より,特別支援教育専攻と幼児教育専攻は,学校教育専攻内のそれぞれコースに属し,学校教育専攻 特別支援教育コース・学校教育専攻 幼児教育コースとなった。
学校教育専攻
学校臨床研究コース…生徒指導総合科目群・学校心理科目群・教育方法臨床科目群・学習過程臨床科目群・情報教育科目群・総合学習科目群
臨床心理学コース
幼児教育コース
特別支援教育コース
教科・領域教育専攻
言語系コース…国語分野・英語分野
社会系コース
自然系コース…数学分野・理科分野
芸術系コース…音楽分野・美術分野
生活・健康系コース…保健体育分野・技術分野・家庭分野・学校ヘルスケア分野
教育実践高度化専攻
教育実践リーダーコース
学校運営リーダーコース
※臨床心理士資格は,臨床心理学コースでのみ取得可能。
○平成20年度以前入学者の扱い
学校教育専攻
学習臨床コース…教育方法臨床分野・学習過程臨床分野・情報教育分野・総合学習分野
発達臨床コース…学校心理分野・生徒指導総合分野
臨床心理学コース
幼児教育専攻
特別支援教育専攻
教科・領域教育専攻
言語系コース…国語分野・英語分野
社会系コース
自然系コース…数学分野・理科分野
芸術系コース…音楽分野・美術分野
生活・健康系コース…保健体育分野・技術分野・家庭分野・学校ヘルスケア分野
附属学校
関連項目
外部リンク
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